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ショッピング
ス−パ−にも、ネットにもない力 − 人と人との交流力を活かして
身近に便利、気軽に相談 − まちの酒屋のビジネスモデル
六号坂通り商店街 お酒の専門店 桔梗屋
■ 屋号/ リカ−ショップ 桔梗屋

■ 住所 / 〒151-0071 東京都渋谷区本町6−37−6  地図

■ TEL / 03−3376−4892    FAX / 03−3375−7552

■ 店主 / 原 田 伸 一

■ 取り扱い商品 / ビ−ル、洋酒、ワイン、日本酒、焼酎その他酒類とソフトドリンク
創業56年の老舗酒屋
桔梗屋さんの創業は昭和27年。
原田さんのお父さんが、六号坂通りにある現在の西武信用金庫幡ヶ谷支店の横を入ったあたりのところに開業されたそうです。 その後表通りの現在の場所に。
ところが、原田さんが高校3年生の時に、お父さんが病気で倒れられてしまいました。 当時原田さんは、専修大学附属高校に通い、ラグビ−部でウィングとして大活躍。東京都大会で優勝し、全国大会でも準優勝。この活躍で、大学への進学も決まっていた矢先のことだったそうです。
そこで高校を卒業してすぐの昭和34年に、原田さんはお店を継ぐことになったのです。
桔梗屋
店主の原田 伸一 さん
桔梗屋
六号坂通り商店街
お酒の専門店 桔梗屋
桔梗屋
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桔梗屋
洋酒のコ−ナ−
桔梗屋
ワインのコ−ナ−
● 規制緩和の荒波 − ほんとに厳しいまちの酒屋の経営環境
従来酒屋さんの営業は、酒類販売業免許によって過度の競争から守られてきました。酒類販売業の免許を取得するために、距離と人口の制限が設けられていたのです。酒屋さんから酒屋さんまでの距離が近いと、販売免許が取得できません。また、地域に居住している人口に対して、免許枠の基準が定められていました。
ところが、この距離と人口の規制が徐々に緩和され、2006年9月から原則自由化されたのです。今やお酒は、どこでも買える時代。この影響は経営基盤の弱いまちの酒屋さんを直撃。ここ数年で、多くのまちの酒屋さんが、廃業に追い込まれました。
● まちの酒屋の強みを活かして
六号坂通りの老舗酒屋「桔梗屋」さんも、ご他聞に漏れず、深刻な影響を受けたようです。ご主人の原田さんが体調を崩されたことも重なり、販売環境はやはり一昨年の2006年から一段と厳しさを増したとのことです。
それでもアイデアと人一倍の努力で、50年近く店を繁盛させてきた店主の原田さん。まちの酒屋のメリットを活かして、今また新しいチャレンジを始めようとされています。ディスカウントショップや量販店、またコンビニにも真似の出来ないまちの酒屋の強みの発揮。− 身近な便利さ、気軽な相談、そして地域との連携を柱に、まちの酒屋の新しいビジネスモデルをつくり出そうとされています。
● アイデアと頑張りで繁盛店へ
こうして若くして店を継ぎ、一から酒屋の切盛りを覚えていった原田さん。その後待ちの営業に安住することなく、他店に先んじて、様々な企画に取り組んでいかれました。
クリスマス、お歳暮、年末年始、そしてバレンタインデ−やお中元のキャンペ−ン。季節に応じたお店の飾りつけや、お洒落なラッピング。クリスマスやバレンタイデ−の前には、徹夜で1本1本のワインにリボンをつけて、お客さんに喜ばれたそうです。
また、ワインを買っていただくと引き換え券を発行し、同じ六号坂商店街の惣菜屋さんで、チキンのから揚げをワンピ−スプレゼントするなど、他店と連携した斬新な取組みも行われてきました。
こうしてアイデアと頑張りで、酒類販売業の免許に安住することなく、桔梗屋さんを繁盛店に導いた原田さん。今大資本の安売り攻勢で、1商店では抗することが困難な構造変化の中にあっても、まちの酒屋の原点に立ち返って、再び新たなチャレンジに挑もうとされています。
● 第1の取組み − 身近さと便利さの再追求
ディカウントショップや大手の量販店の参入で、まちの酒屋さんにとっては、確かに価格面では太刀打ちできない側面があります。
しかし現在、そうした安売りショップがあるのは、駅の近くなど桔梗屋さんから少し離れたところ。お店の周囲には、昔から変わらず多くの人々が居住しています。店頭を使って、目玉商品を中心にそれなりの価格でのお酒の販売は可能です。しかも店内では、コンビニや量販店には真似の出来ない品揃え。
今後お客さんの反応を見極めながら、店頭商品を中心に、近隣のお客さんへのきめ細かなサ−ビス対応をしていこうとしていらっしゃいます。
● 第2の取組み − 人と人との交流を取り戻して
原田さんの取組もうとされている第2のことは、お店とお客さんとの交わりの取り戻しです。確かに量販店やコンビニでは、レジにしか店員さんがおらず、身近に商品のことを尋ね難い仕組み。いつしかお店へいっても、誰とも言葉を交わさず、並んでいる商品から選ぶだけのショッピング。欲しいものが無ければ、他のお店へ。あるいはインタ−ネットで検索して、個人的に情報収集。
でも、よくよく考えてみると、これってへんじゃないでしょうか。あっちこっちと探し回ったり、インタ−ネットで1人で検索している暇あれば、専門知識と豊富な情報を持つ、お店の人に一言聞けば良いのです。
幸い、50年にわたって酒屋を営む店主の原田さんは、お酒に関しては専門の知識と情報の持ち主。一言尋ねれば、ニ−ズにあった商品を選んで下さるし、予算に応じた価格の安い商品情報も。しかも会話も楽しめ、顔見知りにもなれて、私の酒屋さんという親近感も出てきます。
確かにかつては、尋ねると買わなければならないというわずらわしさや、豊富な品揃えの中から自分で自由に選びたいという思いから、私たちの足は、まちのお店から遠のきス−パ−に向うようになりました。でもここに来て先ほどのようにス−パ−のデメリットも。そこで原田さんは、買う買わないは別として、気楽にお客さんが立ち寄って、おしゃべりや相談ができるお店のスタイルをつくろうとしていらっしゃいます。
● 第3の取組み − 地域の活動と連携して
絵 現在原田さんは、幡ヶ谷 La Vie のコラムのコ−ナ−に、『まちの酒屋の日本酒講座』を連載して下さっています。これは、原田さんが専門知識を活かして、まちの人たちに日本酒の知識をわかりやすく伝えて、健康にも役立つその良さを知ってもらおうという思いからです。また、今空きスペ−スとなっているお店の2階や、地下のワインバ−を活用して、地域の取組みにも活かせないかと考えていらっしゃいます。
自分の知識や持てるものを提供して、もう1度まちの人と人との結びつきを取り戻す。それによって、自分の店だけではなく商店街全体とまちのにぎわいを新たにつくり出していく。
構造変化の荒波にもまれながらも、まちの酒屋の原点に立ち返って、量販店には真似の出来ないお店づくりにチャレンジする桔梗屋さん。ご近所にお住まいの方、また六号坂通り商店街を通りかかる皆さん。是非気軽に桔梗屋さんに立ち寄って、店主の原田さんに相談してみて下さい。
 
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