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みんなが楽しめることを目標に |
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囲碁の魅力と楽しさを知る人たちが中心で、ほとんどの方が有段者。なかには5段、6段の腕前の人も。でもまだあまりうまくない方や初心者の方に対しても、皆さんとても親切で、手が空いていれば強い人でも気さくに声をかけ、教えて下さいます。
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会長の藤村さんが『囲碁をする人に悪い人はいない』と言われるとおり、確かに奥深い囲碁の魅力と精神を大切にする敬友会の皆さんは、良識があって親切。ハンデを決めて、みんなが力に応じて対局を楽しむと共に、初めて来た人にも、楽しんでもらうことを会の方針とされているので、とても明るくてオ−プンな雰囲気です。 |
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囲碁を通じたボランティア活動も大切に |
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敬友会が設立以来大切にされているもう1つの活動の柱は、囲碁を通じたボランティア活動です。 |
敬友会が活動するコミュニティ−施設『せせらぎ』は、高齢者福祉施設も併設しているので、そのご利用者に囲碁を教えたり対局したりして、喜ばれています。 |
しかしそれのみならず、外出の不自由な高齢者や障害のある方々のご自宅にも訪問して、囲碁の指導や対局のボランティアを行なっています。しかも事前にその方の腕前や状態を把握して、会員の中からその方に会った人を派遣するなど、対応もしっかりしていて、その活動は高く評価され、利用者から感謝されています。 |
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さらにカラオケ、そして旅行も |
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敬友会の設立は、今から8年前の2000年。 |
総合ケアコミュニティ−せせらぎの開設と同時に、ボランティア団体登録をし、活動されています。メンバ−は若い人や女性もいるのですけど、中心は停年退職した人たち。そこで高齢者には、囲碁で頭を使うばかりでなく、歌も健康に良く楽しいというので、カラオケも会の活動に組み入れています。 |
毎週1回水曜日の午後に囲碁の対局を行い、毎月2回、第2、第4木曜日の午後にカラオケを楽しみます。さらに有志の皆さんで、旅行会も。他の囲碁の会との対抗試合も、3ヶ月に1回程度行なうなど、囲碁を中心にして多彩な活動を展開されています。 |
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囲碁の効用 |
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ある程度囲碁の出来る人は、生涯囲碁を止めることがなく、また囲碁は人生に通じると言います。そこで敬友会の藤村昭夫会長に、囲碁の魅力と効用について伺いました。 |
まず第1は、囲碁は対局相手と交わりながら深く考えるので、大きな知的刺激があるということです。だから特に高齢の方の脳の活性化によく、家に1人でいないで是非囲碁のサ−クルに顔を出すことを勧められます。第2は、初心者の方には、初段まで囲碁を続けることを勧められます。初段になってやっと碁を自由に自分で表現できるようになり、その魅力がわかってくるとのこと。幸い敬友会には良い指導者が多くいるので、その胸を借りて、勝てないからと嫌にならないで謙虚に研鑽していけば、囲碁を続けることから得るものは多いとのことです。とりわけ囲碁は、相手の意図がわかって、それに勝る自分の考えがしっかりしていないと勝てないので、人を理解したり自分を鍛えることにつながっていきます。そして第3は、囲碁を通じた人脈の広がりです。いろんな考えの人や職業の方々と囲碁を通じて対等に交流できて、自分を広げていくことにも役立つとのことでした。 |
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囲碁の相手を求めている方、もうちょっと囲碁の腕をあげて、将来の生甲斐の 1 つにしたいと思っている方、そして初めて囲碁をやってみたいと思う方、そして囲碁だけでなくボランティアやカラオケを楽しみたいという方。明るく気安い雰囲気で、誰もが楽しむことのできる敬友会の活動に、是非気軽に顔を出してみて下さい。 |
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